個人資産800億円超、清原達郎氏の「四季報」活用法 「あまり意識されてないであろう使い方」を紹介

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四季報を読めば「マクロ経済」がわかる

『会社四季報』の使い方として多分皆さんがあまり意識されてないであろうことをご紹介させてください。それは『会社四季報』を読めば、「マクロ経済がどのように動いているのかわかる」ということです。

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私は書籍の中で「マクロ経済学がいかにくだらないか」について述べてあります。私は「エコノミスト」の話にはまったく耳を傾けません。GDPがどうだの、金利がどうだの、わざわざアナリストに聞くまでもないことなのです。

しかし、考えてみてください。マクロというのは、ミクロをすべて足したものです。歳をとったため今はやりませんが、50歳になるまでは新しい『会社四季報』が出ると3日ですべて読んでいました。すると、今マクロで経済がどういうふうに動いているかとてもよくわかるのですよ。

私はミクロがわかったうえでマクロがわかるのが本当のマクロの理解だと思うのです。個人投資家にはちょっとハードルは高いですが、『会社四季報』を読むのは有益ですよ。

(構成:井上昌也)

清原 達郎 投資家

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きよはら・たつろう / Taturo Kiyohara

1981年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業。同年、野村證券に入社、海外投資顧問室に配属。スタンフォード大学で経営学修士号(MBA)取得後、1986年に野村證券NY支店に配属。1991年、ゴールドマン・サックス証券東京支店に転職。その後モルガン・スタンレー証券、スパークス投資顧問を経て、98年、タワー投資顧問で基幹ファンド「タワーK1ファンド」をローンチ。2005年に発表された最後の高額納税者名簿(長者番付)で全国トップに躍り出る。2023年、「タワーK1ファンド」の運用を終了し、退社。

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