5800万で落札!超高級「G-SHOCK」のどこが凄い? ラグジュアリーな次世代G-SHOCKはもうすぐそこ

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今回発表されたのは、それに続くフルゴールドモデルG-D001。まずG-SHOCKの40周年記念サイトで映像が公開され、2023年末、アメリカ・ニューヨークのマンハッタンで開催されたG-SHOCKの40周年記念イベント「SHOCK THE WAVE 2023」で“G-SHOCKの父”たるカシオの伊部菊雄シニアフェローから実機が世界初公開されました。

ケース構造もムーブメントもまったく新しいG-SHOCK

ただ、このG-D001は世界でたった1本だけ製造されたユニークピース。デジタル表示が一切ないアナログモデルで、スケルトン文字盤が特徴です。その上、18Kイエローゴールドケースのサイドは、まるで熱帯のマングローブ(植物)のような複雑なフレーム構造になっています。

カシオはこのモデルを、「これまでのG-SHOCKの歴史とは一線を画した“次世代G-SHOCK”の第1号モデルだ」と述べています。G-D001の001という数字には、次世代の始まりという意味が込められているのです。

マングローブのような有機的な構造のケースサイド(写真:LEON編集部)

では、どこが次世代なのか、外装のデザインと、時刻を刻むムーブメント(時計モジュール)の違いから説明しましょう。

第一に、この外装デザインはG-SHOCK史上初めて生成AI技術を活用して開発されたものです。まず、カスタムAIに40年分のG-SHOCKの情報と、デザイナーによるデザイン案のデータを入力し、それをもとに生成AIが作り出したバーチャル3次元モデルを3Dプリンタで出力。その実体化されたモデルにデザイナーが修正を加える……というプロセスを何度も繰り返して生まれたのだそう。

その結果、ケースの外観も構造もこれまでのG-SHOCKとまったく違ったものになりました。従来のフルメタルモデルには不可欠だった、ケースとベセルの間の緩衝材も取り払われたのです。

3Dプリンタで出力したケースのパーツ。デザイナーがノギスを当て、自分の目と手で検証する(公式YouTubeから)
スイスの高級時計と同じように、人の手で徹底的に磨き上げます(YouTubeから)
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