お酒飲んで「夕方から絶好調の人」の危ない兆候 夕方は調子がいいが、翌朝になると体調一変

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外来ではこうした離脱症状のメカニズムを、患者さんにお話しすることもあります。日中のつらさが離脱症状だったとわかるだけで、お酒との付き合い方を変えられる例もあるからです。

一人で難しい場合はまずは相談を

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しかし、「お酒を減らそうと思ったけど、嫌な離脱症状が出てきてしまうので減らせない」という切実な声もあります。

「飲めば体調が良くなる」とわかっていればなおさら、お酒を減らしたりやめたりするのが難しくなるのです。

今は、カウンセリングに加えて、減酒薬などを使った治療を行っている病院もあるので、一人では難しいと感じたら、相談してみるのも一つの手です。

吉本 尚 筑波大学医学医療系准教授・筑波大学健幸ライフスタイル開発研究センター長

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よしもと ひさし / Hisashi Yoshimoto

1979年生まれ。北海道出身。無医村での診療を志して着任した山間部の総合診療クリニックでの患者さんたちとの出会いをきっかけに、飲酒と健康についての研究に取り組むようになる。2019年1月には、北茨城市民病院附属家庭医療センターに総合診療科で日本初となるアルコール低減外来を開設。その後、筑波大学附属病院でもアルコール低減外来を開設し、患者さん個々の飲酒状況などに応じて飲酒量を減らすアドバイスを行っている。2024年、日本が国として初めて作成した飲酒の目安、厚生労働省「飲酒ガイドライン」の作成検討会委員。

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