
「今日こそ休肝日にしよう」と決意したのにお酒を飲んでしまったり、「今夜はビール1本だけにしよう」と思ったのについ飲みすぎてしまったり……。そんな経験を持つ人もいるかもしれない。
アルコール依存症は、長期間にわたって多量に飲酒した結果、アルコールに対して精神的依存や身体的依存が生じてしまう精神疾患の一種だ。
一見普通でも…依存の人はいる
木村さんは「多くの人は、アルコール依存症というと、つねにお酒を飲み、手が震えていて、働くことができなくなり……というイメージをお持ちかもしれません。もちろん、一部にはそういう患者さんもいます。一方、仕事を持って働いていても、パッと見は普通でも、アルコール依存症の方はいます」と言う。
では、どういう人がアルコール依存症になりやすいのだろうか。