【アルコール依存症】休日「昼飲み」がリスクの訳 心当たりがある人は、チェックリストで確認を

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(『ICD-11 精神作用物質診断ガイドライン』https://icd.who.int/browse11/l-m/en より)
(『DSM-5 物質使用障害の診断基準』)American Psychiatric Association. The Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fifth Edition: DSM-5より)

久里浜医療センターのサイトでも、アルコール依存症のスクリーニングテストができるページがある。ぜひ見てほしい。

「昼飲み」がよくない理由

アルコール依存症にならず、お酒を楽しむためには、「とにかくトータルの飲酒量を減らすこと、断続的に飲まないことが大事」と木村さんは話す。例えば、先ほど出てきた昼飲み。なぜダメなのかというと、結果的に飲酒量が増えるためだ。

「日中からお酒を飲み始めると夜まで飲み続けてしまうことが多く、体内に長くアルコールが入った状態になります。日が暮れてから飲む、たまの外食時に飲むなどと決めていれば、量も時間も減らすことができるでしょう。よくいわれる休肝日も、飲酒量を減らすという意味では効果的です」(木村さん)

お酒の種類にも注意が必要だ。昨今、アルコール度数が7%や9%と高いチューハイの危険性が指摘されているが、それは口当たりがいいので、より短時間で大量のアルコールを摂取できてしまうから。やはりアルコール依存症のリスクを高めるという。

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