「敵に塩」は若者には難しい?"伝わらない"日本語 「新聞にもよく使われる」史実・故事由来の表現

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具体的には、次のようなことを心がけてほしいと思います。

●日本に関する教養を広げる

本を読む。映画(時代劇や、アニメでも)を観る。演劇を観る。落語を聞く……。

いずれからも、私たちの歴史に触れ、日本文化を感じ取ることができる。知識を得て、いままで知らなかった言葉も知り、語彙が増える。

●視野を広げる

室内にこもってゲームばかりするのではなく、外に出て行動してみよう。

たとえば旅に出る……など。古い寺社を訪れたり、新しい建築物に目を見張ったり。初めての人と話をする機会もあるはず。

そうした経験が重なることで、日本語も豊かになる。

たとえの各言い回し:詳しい説明

●「赤子の手をひねるように」……まったくたやすくできるさま

●「奥歯にモノが挟まったように」……言いたいことがあれば素直に言えばいいものを、思わせぶりに言い切らないさま

●「芋を洗うような」……体と体が擦り合うほど、大勢の人々で混雑している様子

●「絵に描いた餅のように」……絵に描いた餅は食べられないことから、実際の役に立たないもののこと。また、計画などが実現する見込みがないこと。失敗して無駄な骨折りになるさま

●「腫れ物に触るような」……気難しい人などに対し、万が一、機嫌を損ねたら大変と思いながら、慎重に接するさま

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