ただ、部下が自分の悩みや困っていることを率直に打ち明けられる上司は、以下の図にあるAさん、Bさんのどちらだと思いますか?
Bさんの方が、自分の本音や不安を打ち明けたくなるのが人情ではないでしょうか。非の打ちどころのない完璧な上司だと、部下も身構えてしまいます。
時に人間らしい一面を開示することで、「困ったときはいつでも相談するように」と言葉で伝えるよりも、効果的に部下に本音を促すことが可能です。何でもかんでも弱さを見せる必要はありませんが、時には、自然体で本音を開示する自分らしさ(オーセンティック)も大事にしましょう。
リモートワークでも雑談の場を
他にも、メンバー同士が支え合う「ピアサポート」という考え方があります。互いの状態に興味関心を持ち、情報を共有したり、応援や助言、時には愚痴をこぼしたりするなど、ざっくばらんに雑談し合える状態をつくることです。
これは、メンバー間に信頼関係を芽生えさせ、「自分はこの組織に所属していて安心である」という心理的な効果をもたらします。
たとえば、年次関係なく2~5人程度のサポートグループをつくり、週に1回程度、リモートでランチの時間を取るなどの仕組みを作るだけでも、ピアサポートになります。
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