認知症の親を追い詰める「記憶の確認クイズ」 大切なのはいち早く「答え」を明かすこと
失敗させたり、先回りしたり。
その両方を使い分ければよいと思います。
スピーチロックの「置きかえリスト」
スピーチロックは、「否定的な言葉」以外にもたくさんあります。
たとえば、つい言ってしまいがちな「ちょっと待ってて」。
言われたほうにすれば、「どれくらい待っていればいいの?」となって、動きがとれなくなってしまうことがあります。
また、「待ってて」には、命令のような強さがあります。
結果として、自分から行動しようという意欲を失わせたり、被害妄想につながったりして、症状が悪化してしまうことも。
スピーチロックになりかねない言葉は、できるだけ置き換えていきましょう。
「ちょっと待ってて」ではなく、「〇〇を済ませちゃうから、あと5分くらい待っててもらっていい?」。
5分という数字を手で表しながら、視覚的に覚えやすく伝えます。
こうして、待つ理由と時間を説明し、視覚的な記憶を強化した状態でお願いする形をとることで、安心感と信頼感が生まれます。
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