残念な社長が「残念な人」に大仕事を任せがちな訳 「社員を舐めている」から現場の説得に手を抜く

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「改革に大賛成です! ぜひ協力させてください!」

改革をスタートさせた段階では、多くの社員は改革に前向きではありません。現場の説得に四苦八苦している改革担当者からすれば、砂漠で見つけたオアシスのような希望の光に思えるかもしれません。

「あなたのような存在を待っていた! いっしょに時短に取り組んでいこう!」

こうして手を携えて共に改革を進めていく……という前に、慎重になってください

改革担当者の危機意識として、「私も改革に参加したいです!」と名乗り出てくる社員は「要注意」だというアンテナを張っておきましょう。

改革は「面倒くせえ」と言う人を口説いて任せるべき

なぜ、改革に協力的すぎる人は要注意なのでしょうか。

時短を含めたあらゆる改革は、既存の業務を否定する荒療治です。

現場で頼られている「現場の主」をはじめ、業務をしっかりとこなしてきた方々ほど、改革に前向きではありません。改革の効果は十分わかっても、その過程でどのくらい面倒なことになるか、それがわかっているからこそ後ろ向きなのです。

本当に重要な仕事を頼むなら、「面倒くせえなあ、ほんとにやらなきゃだめ?」と渋い顔をする人にこそ頼むとよい、と言われます。

「面倒くさい」と言うのは、その人が、その業務を完遂させるまでのプロセスを頭に描けるからです。その間に必要なリソース・調整・リスクなどなどを、瞬時にリストアップできるからこそ「面倒くさい」と感じるのです。

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