アルミの”つぶて”のようなSHINEは、これまでのところ風呂に入るときも、そして水泳時にも装着したままで過ごしているが、今のところ問題はまったく起きていない。実物を見れば、たとえ大型トラックに轢かれても大丈夫そうだと思うだろう。
装着感の良さと頑丈さは、日常を記録するための道具として当然、備わっていてほしいものだが、その点でSHINEは合格ラインを大きく越えている。
良好な装着感はまた、豊富なアクセサリにも支えられている。筆者はエラストマを用いた細身のバンドで右腕にSHINEを装着しているが、Misfitはそれ以外にも2種類の革バンドと2種類のメタルメッシュバンドを用意しており、まるで腕時計のような使いこなしも可能にしている。
SHINEとバンドは、エラストマバンドが填め込み式なのに対し、磁石による吸着方式を採用している。SHINEは裏蓋側が磁石になっており、バンドのフレームに取り付けると固定される。同じように磁石を用いたペンダントホルダーもある。
上記の革バンド、メタルバンド、ペンダントホルダーはオプションアクセサリだが、標準でもクリップ型ホルダーが付属する。クリップ型ホルダーにSHINEを装着し、ベルト通しや靴紐、あるいはシャツの襟首や胸ポケットに装着することもできる。
9つのカラーはいずれも落ち着いた風合い
SHINEの9つのカラーバリエーションは、いずれも落ち着いた風合いでウェブページの写真から見るよりも、他ファッションアイテムとの馴染みがいい。筆者は無難にグレーを選んだが、コカコーラとのコラボレーションで追加されたコカコーラレッドや、やや彩度の高いSTORMというネイビーブルーなど、いずれもスーツと組み合わせても違和感はないだろう。女性ならばシャンパンやワインといった色合いも良さそうだ。
毎日身に着けるものだけに、ファッションを邪魔しないことは特に意識している点だという。スワロフスキーとの提携で、スワロフスキークリスタルを装着した特別仕様のSHINEと、同じくクリスタル装飾が施されたスワロフスキーデザインのホルダーを組み合わせたモデルは、納期が6ヶ月待ちの人気商品となっている。
日本ではまだ発売されていないが、コカコーラとはEkocycleと呼ばれるNATO型バンドのホルダーをセットにしたコラボモデルも開発している。コカコーラのペットボトルを再利用したベルトを活用したものだ。また、女性用下着ブランドのビクトリアズシークレットとは、同ブランドの象徴でもあるショッキングピンクのSHINEも販売。こちらも品切れが続いている。
今後もテクノロジ業界の外(とりわけファッション業界)との提携を進めているという。いずれ第2世代、第3世代と製品開発が進めば、さらにファッショナブルな製品となるかもしれないが、現行製品のどんな服装も邪魔しないニュートラルさは、それだけで魅力的だと思う。
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