腕時計端末のトップ企業、ぺブルはどこへ?

発展を続けるスマートウォッチ開拓者の生態系

4月9日、サンフランシスコで行われたReadWrite主催のイベント「ウェアラブル技術の未来」でビジネスプランについて話をするぺブル創業者のミンコフスキー(右)

スマートウォッチと呼ばれる腕時計端末の分野に大企業の新規参入が相次いでいる。サムスン電子、ソニーはすでに発売。グーグルはLGエレクトロニクスと共同開発したアンドロイドウェアを7月に市場に投入する予定だ。さらに"本命"とみられているアップルのiWatchも、今年後半には出荷されるとの見通しがある。

そうした中、これまでに40万台以上を売り上げ、スマートウォッチのトップ企業として知られるのが、ペブルだ。同社は、27歳のカナダ人経営者、エリック・ミンコフスキー(Eric Migicovsky)が率いる社員約80人のスタートアップ企業である。

デザイナーであり、かつエンジニアでもあるミンコフスキーは2008年に「スマートフォンの機能のうち、ほんの一部を腕に持って来よう」という発想でスマートウォッチ構想に取り組み始める。創業当初、マウンテンビュー市のベンチャー・キャピタリスト、Yコンビネーターや、ティム・ドレイバー氏率いるDFJ(ドレイパー・フィッシャー・ジャーべットソン)から資金を調達することに成功。順調なスタートだった。

クラウドファンディングで有名に

だが、追加資金が得られず窮地に陥ってしまう。そこで、クラウドファンディング(ネット上で不特定多数から資金調達すること)で知られるキックスターターのサイトを通じて出資を求めた。

この時、ぺブルの名前は世界を駆け巡った。自らが考案した使い易いスマートウォッチをどうしても製品にし、世に送り出したいとのミンコフスキーの熱い熱意が世界中に伝わり、2012年5月におよそ6万9000人から合計1030万ドルを集めることに成功したのだ。この資金調達を機に飛躍を遂げ、今ではアマゾンなどのネット通販だけでなく、ベストバイ、ターゲットなどのリアル店舗でも買うことが可能な、消費者向けウェアラブル製品へと成長した。

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