第一に装着感が良いこと。第二に常時身に着けていることを”イヤだ”と思わせない質感の良さと豊富なアクセサリがあること。第三に耐久性が高く滅多なことでは壊れそうにないこと。そして、四つめはSHINEからのデータを分析するアプリのユーザーインターフェイスや機能に優れることだ。
これらの特徴が組み合わさり、SHINEは水泳中にも装着し続けることが可能となっている。さらに近い将来、水泳の自動トラッキングもサポートされる見込みだ。SHINEには心拍計こそ備わっていないが、それを鑑みた上でも、活動量計の中でも優れたフィードバックをくれる製品に仕上がっている。順を追って紹介していこう。
バッテリ持続時間は6カ月
Misfit SHINEはアルミ切削で作られた丸いボディを持つ。50メートル防水仕様の裏蓋はスクリュー式ではないが、充分な密閉性を持っている。この中にCR2032型のボタン電池を入れて動かすが、そのバッテリ持続時間は平均的な使い方で6カ月使えるという。
睡眠もサポートするフィットネストラッカーの場合、頻繁に電池がなくなるようだと”いつ充電する?”という問題が出てくるが、本製品には当てはまらない。交換式も6ヶ月使い続けることができるなら長所が短所に勝る。それに滑らかなカーブを描くフォルムを持つSHINEは、長時間装着していてもイヤにならず、汗をよくかく筆者でもベタついてイヤになることがなかった。
円盤形状のSHINEには12個のLEDが埋め込まれており、これがその日の活動状況(運動目標に対する達成率)を表示するほか、簡易的な(5分ごとの)時間表示を担当するが、基本的には存在感を消すことに徹している。
時計などの機能を呼び出す際にもボタンはない。その代わりに軽く本体を叩くと、内蔵の加速度センサーが機能呼び出しを検知する。このようにユーザーインターフェイスを最小限に留めているのは、故障を防ぐためだろう。常に身に着けて行動するフィットネストラッカーは、いつの間にか壊れてしまうことが多い。
たとえばフィットネストラッカーの草分けでもあるJAWBONEのUPは、使用開始から3カ月の間で3回も故障した。妻の分も含めると5回だ。その後に試したUP24も最初の3週間で故障してしまった。実は筆者の周りにも、フィットネストラッカーの故障を訴える声は決して少なくない。最新製品は故障しないよう配慮したとのことで、UP3が過去の懸念を克服できているかを確認したいと思っているが、バンド型フィットネストラッカーには耐久性への疑問がつきまとう。
その点、SHINEは非常に丈夫だ。
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