家で「ねぎのパラパラ冷凍」がお勧めできない理由 冷凍王子が解説、ネギ&薬味の正しい冷凍法

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薬味類は、買ってきたらその日使う分以外はすぐに冷凍を。すでに香りが飛んでいたり、シナシナになっていたりする薬味の冷凍はおすすめしません。特に香味野菜は鮮度が落ちやすく、新鮮なものでも切った瞬間から香りがどんどん飛んで薄れていくため注意してください。

しょうが、みょうが、しそ、にんにく冷凍法

保存期間はいずれも2〜3週間を目安に。カットしたものほど香りが飛びやすいので、早めに使い切りましょう。

冷凍薬味
(写真:『ぐぐっと時短&もっと絶品! 決定版 感動の冷凍術』より)

しょうが:よく洗って水分をふき、皮付きのまま切らずに丸ごとラップで包むか、すりおろしやすいサイズにしてラップに包み、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍する。使うときは凍ったまますりおろすのがおすすめ。切って使いたい場合は、冷凍庫から出して1〜2分おいてからカットすると切りやすい。

みょうが:丸のままか、凍ったまま切りやすいように縦半分に切って、ラップで包み保存袋に入れて空気を抜いて冷凍する。使うときは解凍せず、そのまま刻んで使う。

ねぎや薬味の冷凍法が載っている『ぐぐっと時短&もっと絶品! 決定版 感動の冷凍術』(宝島社)より 

しそ:4〜5枚ずつ重ねてラップで包み、保存袋に入れて空気を抜いて冷凍する。冷凍すると色は悪くなるが、香りや風味は残るので、凍ったまま刻んで、お茶漬けやパスタなど温かい料理に使うのがおすすめ。

にんにく:1かけずつばらし、皮付きのまま保存袋に入れて空気を抜いて冷凍する。使うときは凍ったまま包丁で両端を切って皮をむき、使い方に合わせて切る。硬くて切りにくい場合は、冷凍庫から出して1〜2分おく。

また、薬味は1種類だけではなく、お気に入りの何種類かを混ぜた「薬味ミックス」として冷凍するのもおすすめ。

凍ったままの薬味ミックスを、使いたい分だけ手でパキッと折ります。冷奴にのせてポン酢しょうゆをかけたり、そのまま味噌汁に入れたり、鍋物や湯どうふのタレに加えたりするなど、いろいろな料理に使えます。味噌汁に入れるときは、仕上げの段階で入れると香りがより保てます。

(構成/田中絢子)

西川 剛史 冷凍生活アドバイザー

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にしかわ たかし / Takashi Nishikawa

ベフロティ株式会社代表取締役。高校生のころから冷凍食品に興味を持ち、冷凍食品会社に就職。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は冷凍専門家として活動。冷凍王子としてテレビ番組「マツコの知らない世界」「ヒルナンデス!」など、その他テレビ、雑誌などに多数出演。
年間約1000品の冷凍食品を試食し、累計1万品以上の冷凍食品を実食した経験と商品開発の経験から、冷凍食品開発コンサルタントとしても活動。
著書は「いますぐ食べたい!冷凍食品の本」(自由国民社)、「冷凍王子の冷凍大全」(サンマーク出版)。Youtube「冷凍チャンネル」を開設。
さらに冷凍の資格講座として「冷凍生活アドバイザー養成講座」を開講。

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