Netflixで再燃「バカリズム脚本ドラマ」の魅力 まだまだ快進撃続く「ブラッシュアップライフ」

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2023年1月期に日本テレビ系列で初放送されたバカリズム脚本の「ブラッシュアップライフ」がNetflixでも話題に。躍進が続く(画像:日本テレビ)
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Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

ユーモアたっぷり“あるある”の会話が伏線

お笑い芸人で、俳優業もこなし、2月3日に放送を控える「IPPONグランプリ」(フジテレビ系)では芸能活動休止中の松本人志に代わってチェアマン代理を務めるバカリズムさんですが、ドラマ脚本家としての腕も確かなものです。手掛けたドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)は話題を作り続け、1月19日からはNetflixを通じて海外配信も始まったところ。勢いがとどまるところを知らないバカリズム脚本は何故いま、注目を集めているのでしょうか。

理由は面白いから。この一言に尽きますが、ユーモアたっぷりの日常の“あるある”が詰まった台詞と構成の巧みさが物を言わせています。全10話のドラマ「ブラッシュアップライフ」は、まさにバカリズム脚本の凄さを感じさせる作品です。いわゆるタイムリープものですが、SFに寄せるどころか、設定から劇中で登場する曲や懐かしいあれこれまでリアリティ満載で新しい切り口を生み出しています。

安藤サクラが演じる主人公の近藤麻美(あーちん)が人生を何周もする話が展開される(画像:日本テレビ)
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