「関ヶ原の戦い」前夜の謀り事
真田広之が主演し、ハリウッドが日本の戦国時代を扱ったドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」の全話(10話)が4月23日、Disney+ (ディズニープラス)に出揃いました。本国のディズニーが作ると、日本を舞台にした時代劇が古くて新しいものになる。まさにそんな作品です。映像クオリティが極めて高く、見応えは抜群。たとえハリウッド仕込みの歴史ドラマを見慣れていなくても案外ハードルは高くありません。濃密な人間ドラマにリアリティがあるからです。
時は1600年。歴史上の人物にインスパイアされた登場人物たちが「関ヶ原の戦い」前夜、壮大な謀りを巡らすというストーリーは、ジェームズ・クラベルの小説「SHOGUN」が元となっています。
物語は、それまで日本を統一していた太閤がこの世を去り、諸国が5人の大老によって治められているという設定から始まります。関東地方を治める大名が、真田広之が演じる主人公の吉井虎永です。虎永は窮地に⽴たされるも戦術は「自ら動くな。敵がしくじるまで待て」というもの。徳川家康をモデルにしています。
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