プレゼンに「流行りネタ」を入れるとスベる理由 ボケたがりな人が知っておくべき科学的知見
「いつやるの?今でしょ」
「倍返しだ!」
よもや皆さんは、こういうちょっと古いネタを会議で使ってしまうようなイタイ人ではないと思うが、プレゼンに小ネタを挟みたがる人はどうも少なくないようである。場を和らげたいからなのか、自分を可愛げに見せたいからなのか、流行に聡いさまをアピールしたいからなのか。その理由は定かではないが、私はこれをもはや禁忌だとして、絶対にやらないように皆さんに強調したい。
自らのプレゼンでYouTubeを、資金調達を、大学の講義を乗り越えてきた“プロ・プレゼンター”からすると、どういう意図で放ったネタなのかは知らないが、その意図は決して相手には伝わらないのが、小ネタというものなのである。今日は、それが何故なのかを説明していきたい。
「押すなよ、絶対に押すなよ!」の意図がわかるのはなぜか
最初に言うが、これは「ネタがちょっと古い」から問題なのではない。最新のネタであったとしても、ビジネスの場のプレゼンにボケは絶対にいらないのである。その理由は、言語学に求めることができる。
「押すなよ、絶対に押すなよ!」
皆さんは、熱湯風呂を前にして立ちすくむ友人が、このように叫んでいたとして、どう行動するだろうか?
B. 本人が風呂に入るのを待つ
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