日本の人口は今後どのような推移をたどるのか。本稿では関東1都6県の355市区町村を対象に、2050年の推計人口の“減少数”が2020年時に比べて多い順にランキングを作成した(出所:国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」2023年12月22日発表)。
→“減少率”でランキングした『半減も続出「2050年人口減少率」関東市区町村350』はこちら。
首位は11万人超が減少
首位は神奈川県横須賀市で11万5219人減が見込まれている。以下4位までの順位は、先日配信した「6万人減も『2035年人口減少数』関東市区町村350」と同じとなった。
2035年時点で21位ながら、今回の2050年時点で9位と人口減少数が多くなるのが東京都八王子市。都の南西部に位置する多摩地域の中心都市で、4万6397人減が見込まれている。東洋経済が発表している「住みよさランキング2023年版」では総合398位となっている。
神奈川県平塚市も2035年時点で22位ながら、今回の2050年時点で15位となり、3万8867人減が見込まれている。県のほぼ中央に位置し、自動車関連や化学などの工場が多い。住みよさランキングは総合386位となっている。
290の市区町村では人口が減るが、65の市区町村では人口が増加する見込みだ。
ランキング最下位(最も人口が増える)は、東京都江東区で6万8359人の増加。近年は埋め立てにより青海・有明・豊洲地区など臨海部が開発されている。住みよさランキングは総合53位だ。