ミュージカル"ジョジョ"演じる有澤樟太郎の挑戦 『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』

(写真:洞澤 佐智子(CROSSOVER))
「頼られる」ことが何よりのモチベーション
普通なら緊張で縮み上がるような大仕事を前に、有澤さんはむしろその状況さえ楽しんでいるようだった。
どうしてここまで強い心を保つことができるのだろうか。
聞くと「昔はプレッシャーに飲み込まれそうになることがあった」と打ち明ける。
有澤さん:それを一番強く感じたのは、ミュージカル『刀剣乱舞』の頃。役を演じることはできるけど、中身の部分をもっと突きつめていくにはまだ経験が足りないと感じてしまって。
当時23歳くらいでしたから、周りの先輩たちと比較すると未熟な部分があったのかもしれません。
技術なら努力で伸ばすことはできるけど、人としての魅力というか、人間力ってそう簡単には身につかないものじゃないですか。
当時23歳くらいでしたから、周りの先輩たちと比較すると未熟な部分があったのかもしれません。
技術なら努力で伸ばすことはできるけど、人としての魅力というか、人間力ってそう簡単には身につかないものじゃないですか。
有澤さん:だから当時は、正直焦っていましたね。
でも、そんな自分を頼ってくれる人がいて。それが心の励みになったんです。
僕は、自分で自分を認めるより、人から認められることで自分を認められるタイプ。
だから、必要としてもらえることがめちゃくちゃうれしいし、頼られることでもっと頑張ろうという気持ちが湧いてくるんです。
でも、そんな自分を頼ってくれる人がいて。それが心の励みになったんです。
僕は、自分で自分を認めるより、人から認められることで自分を認められるタイプ。
だから、必要としてもらえることがめちゃくちゃうれしいし、頼られることでもっと頑張ろうという気持ちが湧いてくるんです。
俳優である有澤さんにとって、最も頼りにされていると感じる瞬間とはいつか。それは、新しいオファーをもらったときだと言う。
有澤さん:作品のプロデューサーさんは、自分の可能性を信じてオファーをくれる。
「次はこういう作品を一緒にやりたいんです」と言ってもらえることがモチベーションにもなるし、その期待に応えたいという思いが自分のギアを上げてくれるんです。
「次はこういう作品を一緒にやりたいんです」と言ってもらえることがモチベーションにもなるし、その期待に応えたいという思いが自分のギアを上げてくれるんです。
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