第3話から登場する、主要キャストのキムタク
ファン層の厚い日本人俳優が海外ドラマに初進出するケースが相次いでいます。しかも、各国で組んだ大型予算のものばかり。
10月16~19日、フランスのカンヌで開催された世界最大級の国際コンテンツ見本市「MIPCOMカンヌ2023」では、木村拓哉出演作ドラマ「THE SWARM(ザ・スウォーム)」が受賞実績を作り、また中島健人(Sexy Zone)出演ドラマ「Concordia(コンコルディア)」の大規模なワールドプレミア上映も行われました。いずれも海外俳優と肩を並べて、ほぼ英語で演じる作品です。なぜここにきて、こうした動きが増えているのでしょうか。それには実は理由があります。
「THE SWARM」のケースから見ていくと、木村拓哉が海外ドラマデビューを果たしただけに終わらず、作品として十分な成果を上げていることがわかります。
ドイツのベストセラー小説「深海のYrr」を原作にしたいわゆるパニックもので、人間を襲うクジラに、謎の感染症を蔓延させるロブスター、大量発生するカニや貝など世界中の海で突如巻き起こる不可解な現象の不気味に釣られて、まずは見進めていくことができます。
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