いまだかつてない大相撲ドラマ
Netflix日本オリジナル歴代最高の痛快さにあふれる作品が登場しました。そのタイトルは「サンクチュアリ -聖域-」。大相撲を舞台に人生崖っぷちの主人公の姿を描く全8話のドラマです。5月4日からNetflixで世界独占配信されると、1週目から日本国内でぶっちぎりの1位を記録し、公式グローバルTOP10にランクインするほどの勢いがあります。なぜ受けているのか。理由を説明していきます。
第1に、ありそうでなかった相撲スポ根ドラマであることがまず挙げられます。相撲作品と言えば、石田ひかり主演のNHK朝ドラ「ひらり」や周防正行監督による本木雅弘主演映画『シコふんじゃった。』が1990年代に話題になり、最近でもDisney+でリメイクされた「シコふんじゃった!」が昨年10月に世界配信されていますが、いずれも大相撲の力士が主役ではありません。
「サンクチュアリ」は若手力士“猿桜”こと、小瀬清という名の元ヤンキーの九州男児が主人公です。そして、両国国技館を想定した土俵も主役級に扱われています。神秘のベールに包まれた異常の上に成り立つ場所ゆえに「聖域=サンクチュアリ」と呼べることから、それをタイトルにまでしているのです。土壌の上で生きる本物さながらの大相撲の力士だらけの世界が描かれ、四股を踏みまくっていきます。
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