16年の呪い「まつもtoなかい」期待される切実事情 フジテレビは長い低迷から今度こそ脱出できるか

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「まつもtoなかい」に託された期待とは?(画像:「まつもtoなかい」公式サイトより)

4月30日夜、松本人志さんと中居正広さんが初めてレギュラーバラエティでタッグを組む「まつもtoなかい」(フジテレビ系)がスタートします。

同番組は2020年11月と2022年2月に放送された2時間超の特番「まつもtoなかい~マッチングな夜~」のレギュラー化。「松本人志さんと中居正広さんが会わせたい2人をマッチングさせる」というコンセプトの“トーク番組”でしたが、レギュラー化に伴い「一流エンターテイナーの華麗なパフォーマンス」という要素もフィーチャーする“トーク&パフォーマンス番組”に変わりました。

話題を集めているのは、初回ゲストが香取慎吾さんで、中居さんとは6年ぶりの共演となること。すでに、この6年間や今後の関係性などを語り合ったことが予告されていますが、はたしてSMAPの話題にどれだけふれるのか。稲垣吾郎さんが21日放送の「人志松本の酒のツマミになる話」に出演して、SMAP時代のトークを披露したばかりでもあり、ネット上をにぎわせるでしょう。

大物2人のMC起用に加えて、初回から「中居さんと香取さんの共演」という大型企画を実現させたことから、フジテレビが「まつもtoなかい」に懸ける思いの大きさが伝わってきます。その背景には、フジテレビ日曜21時枠の重く、苦しい16年間にわたる過去がありました。

不祥事以降何をしてもうまくいかず

フジテレビの日曜21時枠は、1979年代から1996年まで単発エンタメ枠の「花王名人劇場」「花王ファミリースペシャル」(制作・関西テレビ)が安定した人気を保ち、裏番組のドラマ枠「日曜劇場」(TBS系)と並ぶ日曜21時台の象徴となっていました。

続く生活情報バラエティ「発掘!あるある大事典」「発掘!あるある大事典Ⅱ」(制作・関西テレビ)も扱った商品が次々に売り切れるなど人気番組でしたが、2007年にデータの捏造が発覚。内容の悪質さと世間への影響もあって、1社提供していた花王がスポンサーを降板し、そのまま打ち切られてしまいました。さらに、第三者による調査委員会が立ち上げられたほか、過去の内容をさかのぼった訂正放送や検証番組も放送される大騒動になりました。

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