インターネットの黎明期にシリコンバレーで起業するも、ビジネスがうまくいかず、悩んでいた『すごい会議』著者の大橋禅太郎さんの会社に、投資家に紹介されてやってきたユダヤ人のマネージメントコーチ、ハワード・ゴールドマン。コーチングに後ろ向きだった大橋さんですが、会社幹部に説得されて、会議に参加します。
1室に集められた会社の幹部たちが、ハワードから次々と投げかけられる質問に回答するうちに、直面している問題が明らかになっていきます。そして飛び出した、まさかの「ひどい真実」とは――。
どのようにすれば〜〜か?
ハワードによるマネジメントのコーチングは続く。
「では次の質問は『会社全体そしてマネジメントチームとして直面しているチャレンジに関して、どんな問題点や懸念があるか。最も重要と思うことを2、3個書いてください」
それぞれが、問題や懸念を1人ずつ発表するのだが、ハワードは発表するたびに、「では、それを『どのようにすれば~~か?』の疑問文に言い換えてくれ」と言った。
・資金が足りない
・現行の製品が売れていない
・次の製品のプランがない
こう書いた僕の場合でいえば、次のようになる。
・「資金が足りない」→「どのようにすれば資金を得られるだろうか?」
・「現行の製品が売れていない」→「どのようにすれば製品が売れるか?」
・「次の製品のプランがない」 →「どのようにすれば製品のプランをつくれるか?」