「勉強習慣つかない人」が知らないただ1つのコツ 目標が具体的であればあるほど大きな力が出る

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もちろん、人生の最終的なゴールを定める必要はありません。環境が変わっていくに従って、自分が望むものも変わっていくはずです。

あくまで、挑戦すると決めた時点において、望ましい人生に沿う目標を具体化しましょう。目標を具体化するには、達成できた際に獲得できるメリットと、解消できる問題点を羅列する方法がおすすめです。

たとえば、公認会計士試験に合格すれば、ほぼ確実に大手事務所に就職することができます。順調にキャリアアップできれば、いずれ年収が1000万円を超える可能性は高いでしょう。合格すると、多くの経済的不安は解消できます。

ところが、同じ公認会計士試験であっても、かつては合格しても就職できない期間がありました。合格者を政策的に増加させた時期があり、監査法人の定期採用で全員を吸収できなかったため、合格しても実務経験が積めないという地獄のような数年間がありました。

公認会計士は実務経験が最終的な資格登録の要件になっています。また、合格後には補修所に通学し、「修了考査」と呼ばれるテストにパスする必要があります。監査法人への就職ができれば、実務経験や補修所への通学は問題になりませんが、就職がかなわなければ、経験を積めないだけでなく、補修所の学費も自己負担になります。

就職氷河期の合格者は試験後も大変な思いをしたので、情報収集を欠かさず、現時点での合格のメリットを正確に把握しましょう。

目標達成後どうなるか、「徹底的に」調べ上げる

正確な情報を収集するのは、簡単ではありません。インターネットで調べることが現実的ではありますが、掲載されている情報が必ずしも正しいとは限りません。

たとえば、資格取得のもっとも大きいメリットとして挙げられるのは、金銭面でしょう。そこで、税理士・公認会計士の年収について調べると、国が行っている「賃金構造基本統計調査」についての情報が多くヒットします。情報をまとめると、ある程度大きい事務所に勤務していて40代であれば、800~1000万円程度の賃金を得られていることがわかります。

ところが、この情報は必ずしも正確であるとは言えません。もちろん、統計の結果なので、データが間違っているというわけではありません。

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