子どものお年玉「貯金させる親」が少し残念なワケ 「お年玉でホクホク」の子に親が伝えるべきこと

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出所:『しなのんちのいくる3』(KADOKAWA)

小学生の男の子「いくる」の夢は、近所の玩具店で見かけるラジコンカーを買ってRCカーグランプリに出場すること。車体やバッテリーなどすべて揃えるには3万円ほど必要です。

ある晩、ラジコンカーが欲しいとお母さんに相談するのですが、けんもほろろに突き放されます。

「バカ言ってないで宿題済ませちゃいなさい」

その反応もいくるには想定済み。彼は、資金計画書と書かれた1枚の紙を見せて、プレゼンを始めます。お年玉や、クリスマス、誕生日のプレゼントをすべてラジコンに集約したいという、いくるの熱意に、ついにお母さんの心が動かされます。

「計画を立てて物事を進めるのは大切なことね。やってみなさい」

こうして、半年以上かかるラジコン計画が実行され、駄菓子を買う友達を横目に耐え忍ぶ日々が始まります。

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