日本人の給料が上がらない「物凄く根本的」な理由 椎茸と松茸でわかる「賃金が上がらない」深い訳
もともと松茸より椎茸のほうが高価だった
国内産の松茸はもはや絶滅危惧種と言っていいかもしれない。温暖化の影響などから収穫高が減っていて、毎年のように高騰している。スーパーで見かけることさえ少なくなった。
一方で僕らがいちばんよく食べているキノコは椎茸ではないだろうか。これからの鍋の季節、欠かせない具材の1つである。
この庶民の味方的な存在の椎茸だが、じつは100年前は松茸よりも高価だった。松茸が100gあたり8銭(0.08円)の一方で、椎茸は39銭(0.39円)である。
どうして椎茸が安くなったのかを考えると、物価と賃金の関係が見えてくる。
この話を聞いてまず気になるのは、当時の1円は現在のいくらに匹敵するかというところだろう。当時と現在の物価水準を比較すればすぐにわかりそうだが、実際に計算しようと試みて、一筋縄ではいかないことに気づく。






        
        
        
      
        
      
          
          
          
          
        
        
        
        
        













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