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ホンダ「ビート」軽ミッドシップオープンの衝撃 5年間の生産、短命ながら今も乗り継がれる1台

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  • 三木 宏章 東洋経済オンライン編集者・記者

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1991年5月にデビューし、1996年に生産終了となったホンダの軽自動車「ビート」(筆者撮影)
20~30年以上経った今でも語り継がれるクルマが、続々と自動車メーカーから投入された1990年代。その頃の熱気をつくったクルマたちがそれぞれ生まれた歴史や今に何を残したかの意味を「東洋経済オンライン自動車最前線」の書き手たちが連ねていく。

1990年代のホンダには、魅力的なスポーツカーが多かった。F1テクノロジーの詰まった「NSX」が1990年に発売され、翌1991年にEG型「シビック」、1993年にDC型「インテグラ」、そしてシビックやインテグラの初代タイプR、1999年にFRスポーツ「S2000」など、ホンダを象徴するスポーツカーが誕生した。

その中でも異質な存在がミッドシップレイアウト+オープンボディの軽自動車「ビート」。そのレイアウトやボディはもちろん、ホンダがF1で培ったテクノロジーを手軽に楽しめる軽自動車に応用したことなどは衝撃的だった。

【写真を見る】ホンダ「ビート」軽ミッドシップオープンの衝撃 5年間の生産、短命ながら今も乗り継がれる1台(82枚)

ミッドシップ+2シーターオープンを採用した理由

ビートのリアビュー(筆者撮影)

ホンダの軽自動車であるビートは、バブル景気が弾けた1991年に発売された。ただ、当時はまだバブルの余韻も残り、ビートもバブル絶頂期に開発が進められたモデルになる。

1980年代から1990年代初頭は、ホンダ「プレリュード」や日産「シルビア」などのデートカー、またトヨタ「ソアラ」「マークⅡ」などのハイソカーがブームだった。そんな時代に「操る楽しさを知ってもらいたい」という願いを込めてビートは企画され、2輪車感覚で乗れる運動性を目指し、初期段階からミッドシップで開発が進められる。

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【2人乗り+オープンボディという思い切りのよさ】

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