企業の採用意欲委は旺盛--インテリジェンスが「DODA転職フェア」開催
6月17~18日、有楽町の東京国際フォーラムにて「DODA転職フェア」が開催された。主催は人材サービスのインテリジェンス。
海外展開の強化や技術陣の拡充、さらに定年後も継続採用してきた団塊世代が退職することから、企業の採用意欲は強い。同フェアには、121社が参加してブースを構え、会場内は少しでもいい人材を採用したいという熱気にあふれていた。
また、企業ブ゙ースでの個別説明以外に、転職に関する講演会も行われたほか、カウンセラーによる相談コーナーも設けられて、相談希望者が列を作っていた。来場者は2日間で今年2月の転職フェアよりも約1割増加の3536人。年齢は20代から50代までと幅広く、男女比は男76%、女24%だった。
会場内では「入社して3年経ち、社会のこともわかってきた。今の会社にこれといった不満はないが、もっと大きな仕事がしたいと思い転職を検討している」(25歳のシステムエンジニア)といった声がある一方で、「会社の業績悪化でリストラされた。前職にこだわらず新しい仕事を見つけたい」(元広告会社勤務 42歳)という切実な転職動機も聞かれた。
転職求人数は東日本大震災の影響で3月に減少したが、その後は回復傾向が続いている。インテリジェンスでは「今年は新卒採用のヤマが例年の4月から6月にずれ込んだため、転職求人は7月からさらに増加する」と予測している。
(東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之)
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