「すぐに市販薬を使う人」が気づいていない危険性 風邪薬では「風邪は治らない」という事実

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「第3類医薬品」は「第1類医薬品」「第2類医薬品」以外のもののことで、ドリンク剤やビタミン剤、整腸薬、消化薬などが該当します。薬剤師・登録販売者の管理・指導のもと、一般従事者も販売することができます。

では、気になる副作用とはいったいどんなものでしょうか?

 パッケージを見ていると、たとえば「第1類医薬品」の頭痛・生理痛薬の副作用の一例として、消化性潰瘍、消化管出血、ぜんそく、再生不良性貧血などがあげられています。

まれに起こる症状として「大腸・小腸の狭窄・閉塞」を挙げている商品もあります。ひやっとする症状ですが、これらはパッケージ内の使用注意書内に表記されているだけなので、日ごろは見落としている人も多いのではないでしょうか。

アナフィラキシーショックの危険性

また、同様に「第2類医薬品」の頭痛・生理痛薬や風邪薬の副作用の例としては、発疹、発赤、かゆみ、めまい、吐き気、嘔吐、食欲不振などがあげられています。

「第1類医薬品」にも「第2類医薬品」にも共通して起こりえるのがアナフィラキシーショックの症状です。これは、頭痛・生理痛薬や風邪薬に注意表記が多い傾向にあります。聞いたことがある人も多いと思いますが、これは服用後すぐに皮膚のかゆみ、蕁麻疹、息苦しさ、動悸、意識の混濁などが起こる症状で、アレルギー体質の人は注意が必要です。

最後にこれから需要が高まる風邪薬についても触れておきたいと思います。市販の風邪薬の主成分は解熱鎮痛剤で、アセトアミノフェンやイブプロフェンが使われていることが多いです。

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