漫才師の緊張に思いを馳せる
M-1の決勝は、2006年で現場を離れてから去年までテレビで観ていた。特に2015年からはかなり気楽な感じで観ていたが、今年は久しぶりに真剣に観た。
それは、今年、2001年のM-1創設時のことを書いた『M-1はじめました。』を上梓したからである。それと、このレポートを決勝翌日の朝までに書けと言われていたからである。ここ何年かのように寛いで、興味本位で観るわけにいかない。しっかり見届ける義務がある。
そのせいもあって、決勝の朝は(何でも気合いを入れてやる西川きよしさん風に)少し気合いを入れて着替えをした。
そのとき、ふと、M-1ファイナリストや敗者復活戦に向かう漫才師たちはどんな気持ちで今日のこの朝を迎えているのだろうと思った。これまでそんなこと考えもしなかった。
おそらくぼくらの想像する緊張感など及びもつかないほど大きな緊張を感じているのだろうなと思いを馳せた。
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