ひろゆき語る「M-1」が「THE MANZAI」に勝てた訳 ブランドやお金のない人はどう問題解決するか

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ひろゆきの写真
フランス在住のひろゆき氏がオンラインで『M-1はじめました。』の感想を語った(写真:ひろゆき氏提供)
年末恒例の漫才コンテスト「M-1グランプリ」の決勝戦に向けて世間の期待と漫才熱が高まる中、2001年にM-1を立ち上げた元吉本興業の谷良一氏がM-1誕生の裏側を初めて書き下ろした著書『M-1はじめました。』が刊行された。
日本最大の電子掲示板『2ちゃんねる(現5ちゃんねる)』の設立者である「ひろゆき」こと西村博之氏が、本書を読んでの発見を語った。

「M-1」開始当初は漫才低迷期だった

『M-1はじめました。』を読むまで、「M-1グランプリ」は大成功番組というイメージしかなく、「大企業・吉本だから、最初からお金も潤沢にあったんだろう」としか思っていませんでした。

M-1はじめました。
『M-1はじめました。』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

ところが、予算なんか全然ない。スポンサーは集まらない。そもそもテレビ局も決まらない。おまけに、当時の漫才は人気が低迷していて、フジテレビの「THE MANZAI」は視聴率が取れず、逆風だった。

そう言えば、昔のM-1は、「オートバックス」を連呼していたなと思い出しました。本書を読んで、番組のためにこれだけ頑張ってくれていたのだから、そりゃ推すよねと思いました(笑)。

今のM-1は、いろんなスポンサーが喜んでお金を出したい状態だと思いますから、そのギャップも面白いですね。

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