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アメリカでEV販売が急失速、政府目標に"暗雲" 「2022年はEVへ多大な希望。今や熱は冷めた」

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トヨタ自動車系ディーラーのメアリー・ライス社長は11月末に、「われわれのチェーンでは、HVのプリウスが入荷から1週間もしないうちに売れるが、(トヨタ製EVの)bZ4Xは最大266日以上も動いていない」と述べた。

全米3882社のディーラーは11月下旬にバイデン大統領に書簡を送り、「22年にはEVに関して多大な希望が見られたが、今や熱は冷めた」と現状を突きつけた。「大幅な値引き、メーカーがつける特典、(最大7500ドル=約110万円の)連邦政府による補助金にもかかわらず、EVは不良在庫化している」とも訴える。

EV販売は22年6月に前年同月比90%増の伸びを示していた。しかし、23年6月には同50%増、11月には同35%増と伸びが大幅に鈍化。一方で、消費者が価格的にもお手頃で環境にも優しいHVを好む傾向は鮮明化している。米調査会社グローバルデータは23年のHVの販売台数はEVを上回ると予想する。

明るい兆しも

EVは突然に「死の谷」を迎えてしまったが、明るい兆しもある。

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