認知症?親の家電操作に不安「しっかりして」はNG 「これは年相応なのかな、それとも…… ? 」

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このようなことが増えると、本人も自分は認知症なんじゃないかと心配する人も多くなります。

本人も不安を感じているのです。本人に対して、ついつい言ってしまうなと感じることが増えたら、次のような言いかえを取り入れてみてください。

取り入れたい「言いかえフレーズ」

同じことを何度も質問する

高齢になると、記憶力が衰えます。さらに、アルツハイマー型認知症では新しいできごとを覚えるのが難しくなります。

同じことを何度も質問されたときの会話例
(出所:『認知症心理学の専門家が教える 認知症の人にラクに伝わる言いかえフレーズ』)

ただし、質問したことや答えてもらった内容を忘れても、「何か予定があった」ということだけはわかっている。

自分の記憶に自信がなく、不安でいっぱいだからこそ、身近な家族に繰り返し尋ねるのです。

対応のポイントは安心してもらうこと。質問に対しては落ち着いたトーンで、はっきり簡潔に答えます。

さらに、口頭で伝えるだけではなく、メモに書いて渡すなど、本人があとから確認しやすい工夫をすると、落ち着いて過ごせるようになることもあります。

【認知症の人の心の中】
「予定があると言っていたけど、何だったかしら……。不安だから確認しておこう」
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