"内向型"「粘り強さを力に」今年こそ夢を実現 目標設定5つの方法"根気強さは才能にまさる"

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③目標設定の5原則を守る

残念ながら、多くの人はあまりにもあいまいな目標を設定しがちである。目標に関するかぎり、具体的であればあるほどいい。そこで、次の5原則を守ろう。

1)具体的に示す。自分は何を達成し、何を手に入れたいのか?
2)数値で表す。目標に向かって進捗状況を正確に測定できるか?
3)達成可能なものにする。その目標は実際に達成できるのか?
4)価値観に合わせる。その目標はあなたの価値観に合っていてワクワクするか?
5)期限を設定する。その目標を達成する明確な期限があるか?

④目標を細分化する

長期目標の場合、それを1年ごと、1月ごと、1週間ごと、1日ごとに細分化しよう。そして、その目標を達成できるかどうかを自分に問いかけよう。

10段階で7か8以上の自己評価が得られるだろうか? もしそれより低い評価なら、時間の制約を見直すか目標を下げよう。

日々の習慣を実行し続ける

⑤目標を推進する少なくともひとつの日々の習慣を実行する

毎日、目標に向かって前進するのに役立つひとつの小さな習慣を実行しよう。たとえば、私の目標は本を書くことだから、どんなことがあっても、毎日書くようにしている。

海外に送り出した社員の命をどう守る? 在るべき企業の海外危機管理
『「ひとりが好きな人」の上手な生き方 内向型が力を発揮するための実践的エクササイズ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

私の小さな習慣は毎日少なくとも500語書くことだ。そんなに多いように聞こえないかもしれないが、1年でほぼ20万語になる。

これは普通の長さの本にすると年間4、5冊に相当する。しかも私はたいてい毎日500語以上書いている。

あなたの日々の習慣は、徐々に勢いがついて長期目標を達成するのに役立つ。さらに、その目標を細分化することによって、先延ばしの誘惑を軽減することができる。

また、日々の習慣を実行するときは、上記で紹介した効果的な練習をすることを忘れてはいけない。

ティボ・ムリス ビジネスコーチ・著述家

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Thibant Meurisse

フランス出身のビジネスコーチ、著述家。英語で書いた著書は20冊以上あり、23カ国語に翻訳され、英語圏を中心に60万部を突破している。日本での訳書に『理想の自分をつくる100の法則』『「ひとりが好きな人」の上手な生き方』がある。フランスの大学を卒業後、来日して一橋大学大学院でMBA(経営学修士)を取得。東京のコンサルティング会社で勤務したのち、帰国。現在、エストニア在住。趣味は心理学、能力開発、旅行、外国語学習など。

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