物事が計画どおりに進んでいないことがわかると、多くの人はがっかりしてあきらめる。2、3か月たって目に見える結果が得られなければ、別のことに乗り換えて同じプロセスを繰り返し、とくに何も成し遂げない。
目標がなんであれ、あなたは多くの試練に直面することだろう。実際、何度もあきらめたくなるかもしれない。
人びとがあきらめる主な理由のひとつは、非現実的な期待を抱いて物事に取りかかるからだ。多くの人は物事がすべて計画どおりに進むと勘違いしているが、そんなにうまくいくことはめったにない。
すぐにあきらめるのを避けるためには、目標に取りかかる前に最悪のシナリオを想定して心の準備しておくといい。「起こりうる最悪のことは何か?」と自分に問いかけよう。
たとえば、副業で半年間、売り上げがなかったらどうするか? 何か月もかけて書き上げた本が1冊も売れなかったらどうするか?
こういうシナリオを想定しておくことは、これから数か月にわたって役に立つ。感情を交えて、その状況をイメージしよう。どんな気持ちになるだろうか? 起こっていることを受け入れ、前進し続けることができるだろうか?
大きな目標に粘り強く取り組む
多すぎる目標を設定することは、人びとが目標設定の際に犯しがちな間違いのひとつである。短期目標ならたくさん持てばいいかもしれないが、長期目標をたくさん持つのはたいてい逆効果である。
複数の大きな目標に手を出すよりも、ひとつの大きな目標に粘り強く取り組むほうがずっといい。これは自制心の「筋肉」を鍛え、やがてより大きな成果につながる。
内向型のあなたは人脈づくりがよりうまくなり、パーティーによりうまく対処したいと考えているのかもしれない。しかし、それらのことをすべて一度にしようとすると、圧倒されて、どの目標も達成できないだろう。
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