日本人を印象操作するヤバいグラフを見抜く方法 数値はウソをついていないのによく見ると…
10代と20代の具体的な人数がわからないので、割り振って修正したのが次のグラフです。
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ここで紹介した、見た感じと実際のデータに大きな違いがあるグラフは適切なグラフではありません。その乖離を生み出す要素の一つが、3Dなのです。
大学の合格実績をアピールするグラフの罠
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/570/img_5c6985834637b7e7f465211e8d37c5f9173004.jpg)
同様に、この3D棒グラフを見てください。どのように見えますか? 数値を細かく見る人ならわかると思いますが、2023年度の国公立大医学部・医学科の合格者数より2022年度のほうが多いのに、棒グラフ上はそのように見えないのです。数値はウソをついていません。
しかし、体積が遠近法によって大きく見えるのです。 私たちは数値とグラフを見た場合、グラフで相場観を見ることが多いので、この図はその特性を意図的に利用していることになります。
また、国公立大と私立大学の合格者数の合計が表示されていませんが、こちらも2023年度より2022年度のほうが多くなっています。そのため、このような3Dグラフは2Dにして見ることが大切です。2Dにすると次のグラフのようになります。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/e/1/570/img_e1af82c73ad5c4dba7987abade7a0b49127971.jpg)
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