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左派と極右の政治融合の背後に危ない陰謀論 政治的転向を行う政治家に見られる変節と陰謀論

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ミシガン州での選挙集会で演説する共和党大統領候補ドナルド・トランプ元大統領
(写真:アフロ)

米国の政治家トゥルシー・ギャバードとロバート・ケネディ・ジュニア、ドイツの政治家ザーラ・ヴァーゲンクネヒトに共通するのは立場を対極に移したように見えることだ。ギャバードとケネディはどちらも民主党所属だったが、ドナルド・トランプ支持を明言。ヴァーゲンクネヒトはドイツ左翼党の極左からゴリゴリの国家主義者へと移動した。今年初めに自身の名を冠した政党を立ち上げ、東部3州で躍進したことから、来年の連邦議会選挙では国会での新規議席獲得が有力視される。

宗旨変えする政治家の言い分

このような政治的転向を説明するものとしては、注目を稼ぐため、という心理的な解説がすぐに思いつくが、この単純な説明には明らかな限界がある。政治家は全員とはいわないまでも大部分が脚光を追い求めるものだが、所属政党や立ち位置を変える人は限られる。

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