スペーシアを「買う前に知りたい」8つの注意点 操作感からグレード/装備「お買い得度」まで
約40%。これは、日本国内の新車販売における軽自動車の割合である。それだけ、今は軽自動車の人気が高い。その中でも特に好調に売れているのがスーパーハイトワゴンだ。
ミニバンを小さくしたような軽自動車で、全高は1700mmを上まわり、後席のドアはスライド式になる。車種名でいえば、ホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」、ダイハツ「タント」、日産「ルークス」、三菱「ekスペース」など。
ミニバンは1990年代から急速に普及し、幼いころにミニバンで育った人たちが今、子育て世代となった。この世代は、軽自動車にも背の高いボディとスライドドアを求めるため、スーパーハイトワゴンを積極的に選んでいる。
そんな中、ここ最近さらにスーパーハイトワゴンに注目が集まっている。2023年10月に日本国内のベストセラー、N-BOXがフルモデルチェンジされ、翌11月には、そのライバル車となるスペーシアも新型に切り替わったのだ。
新型N-BOXについては、「ホンダ『N-BOX』新/旧比較に見る購入の注意点」にまとめたため、今回は新型スペーシアを取り上げたい。
新型スペーシアのトピックは何か?
まずは、新型スペーシアの特徴から説明しよう。新型スペーシアは、先代で好評だった道具感のあるデザインを踏襲したフルモデルチェンジを実施。内外装の質を高め、特に室内が多く変わっている。
インパネまわりが立体的な造形になり、助手席の前には大型トレイを装着。車内でお弁当を食べるようなシーンで、便利に使えるものだ。後席も工夫され、売れ筋グレードには「マルチユースフラップ」を備えた。
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