スペーシアを「買う前に知りたい」8つの注意点 操作感からグレード/装備「お買い得度」まで

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ポイント6:ステアリングヒーターも標準車には付かない

ターボと同様、装備についても標準車には選べない品目がある。冬の朝などに嬉しいステアリングヒーターは、カスタムHYBRID XSと同ターボの専用装備で、他のグレードではオプションでも装着できない。

冬場に便利なアイテムだけに装着グレードの拡大を望む(写真:スズキ)
冬場に便利なアイテムだけに装着グレードの拡大を望む(写真:スズキ)

開発者は「ステアリングヒーターがあると、寒いときでもステアリングホイールを確実に保持できる」という。つまり、ステアリングヒーターを安全に運転するための装備と考えているわけだ。ならば、なおさら装着グレードを拡大すべきだろう。なお、前席のシートヒーターは、大半のグレードが標準装着している。

速度や各種の警告などをメーターパネルの上部に見やすく表示するヘッドアップディスプレイも、カスタムHYBRID XSと同ターボの専用装備となっている。これも安全性を高める効果が期待されるため、標準ボディでも選べるようにしてほしい。

ポイント7:お買い得度が高いのは上級グレード

機能や装備と価格のバランスから、スペーシアでもっともお買い得なグレードは、標準ボディ上級グレード、HYBRID X(170万5000円/2WD)だ。

ベーシックなHYBRID Gに比べると、両側スライドドアの電動機能、後席のマルチユースフラップ、スリムサーキュレーター、チルトステアリング、運転席のシートリフター、前後席のアームレストなどが装備される。

後席に備わるアームレスト(写真:スズキ)
後席に備わるアームレスト(写真:スズキ)

これらのアイテムを一つひとつ価格換算していくと、トータルでおよそ26万円だ。それなのに価格差は17万4900円に抑えられているから、新型スペーシアでもっとも買い得感の高いグレードは、HYBRID Xだといえる。

カスタムを選ぶなら、カスタムHYBRID XSターボ(207万3500円/2WD)を推奨する。装備が充実して、なおかつ高出力で低燃費のターボエンジンを割安に搭載するからだ。

ポイント8:N-BOXとの比較で見ておくべき点

スペーシアを選ぶときは、ホンダのディーラーに行ってN-BOXにも試乗することをオススメする。

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