ホンダ「N-BOX」軽=セカンドカーの概念を変えた キープコンセプトながら熟成度が増した新型

✎ 1〜 ✎ 63 ✎ 64 ✎ 65 ✎ 最新
拡大
縮小
新型N-BOXの試乗シーン
新型N-BOXの試乗シーン(撮影:三木宏章)

「軽自動車ながら、ファーストカーとして満足できる快適性や安心感の進化」。ホンダが2023年10月6日に発売した新型「N-BOX」を試乗してみて、とくに大きく感じた印象だ。

ファミリー層からシニア層まで、幅広いユーザーから大きな支持を受けていることで、今や「日本一売れているクルマ」といえるのがN-BOX。その3代目となる新型では、従来モデルから定評がある広い室内や使い勝手のいい装備、余裕ある走りなどを熟成させ、より磨きをかけているといえる。

今回は、そんな新型N-BOXのラインナップ中で、ターボエンジンを搭載するカスタム仕様の「N-BOXカスタム(以下、カスタム)」と、NA(自然吸気)エンジンを搭載するスタンダードに試乗。主に、市街地や高速道路などで乗り比べてみたので、そのインプレッションをお届けしよう。

この記事の画像を見る(76枚)

新型N-BOXのラインナップ

N-BOXのスタンダードとカスタム(写真:本田技研工業)

新型N-BOXのラインナップは、大きくわけるとスタンダードとカスタムの2グレードで、パワートレーンは先代モデルを継承する。吸気バルブの制御に独自の可変バルブタイミング・リフト機構「VTEC」を搭載したNAエンジン搭載車と、排気圧をきめ細かく調整できる電動ウェイストゲートを搭載したターボエンジン搭載車を用意する。

次ページ豊富なバリエーションもN-BOXの魅力
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT