ホンダ「N-BOX」新/旧比較に見る購入の注意点 旧型の在庫もある今こそベストタイミング?
![2023年8月下旬より先行受け付けを開始した3代目N-BOX(写真:本田技研工業)](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/d/570/img_cdc5dfaa49b3758a3815ed45ccfa7ff6143562.jpg)
2017年から2023年上半期(1~6月)まで国内の新車販売台数ナンバーワンは、ほぼ一貫してホンダ「N-BOX」だった。
2021年こそ、1位の座をトヨタ「ヤリス」に譲るが、後者にはコンパクトカーのヤリスに加えてSUVの「ヤリスクロス」やスポーツモデルの「GRヤリス」も含まれる。クルマを選ぶユーザーの目線では、ヤリスとヤリスクロスは別のクルマだろう。
販売台数をボディタイプ別に算出すると、結局はN-BOXが1位であった。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/570/img_6ec81b9eb67f419eb94f2a66b710ece168854.jpg)
このN-BOXがフルモデルチェンジを行って、3代目になる。それにともなって販売店では、2023年8月4日から価格を明らかにして先行予約受注を開始した。販売店は以下のように述べる。
「現時点(2023年8月下旬時点)で新型N-BOXの注文をいただいた場合、納車は年末から2024年1月になる。試乗車は2023年10月の上旬から中旬に配車され、すでに注文をいただいたお客様の納車も、ほぼ同じタイミングで開始される」
以上が新型N-BOXのスケジュールだ。今、軽スーパーハイトワゴンの購入を検討している人なら、新型N-BOXは大いに気になる1台だろう。しかし、検討時に注意すべきポイントは多く、そこをガイドしたい。
ポイント1:外観の存在感やインパクトの変化
外観の形状は、基本的には先代型を踏襲している。先代型の人気が際立って高く、大幅に変えて失敗すると痛手も大きいからだ。
それでも新型N-BOXの開発者は「フロントマスクなどの外観は、威圧感が生じないように配慮した」と述べる。いわゆる「オラオラ顔」は避けたいため、先代型に比べて顔立ちを少し穏やかに仕上げたというわけだ。
![先代の引き続き標準車(左)とカスタム(右)の2タイプを用意する(写真:本田技研工業)](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/1/c/570/img_1c71d27db496238ca659e4b84557b510180470.jpg)
この考え方を明確に表現しているのは、標準車のフロントグリルだ。細かな穴の空いたデザインは、「シンプルな家電のイメージ」だという。上級仕様の位置づけカスタムモデルは、光沢のあるブラックのグリルだが、緻密な形状で光の当たり方により表情が変わるようにしている。
フロントマスクは好みの問題だが、標準/カスタムともにメッキの使用を控えたのが特徴だ。
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