私も、場面を思い出すだけで「気まずい……」と記憶が蘇ります。当然ではありますが、①〜⑤だけではなく無数に存在しており、本当に避けようがありません。
なぜ、「気まずい」と感じるのか?
この避けようがない「気まずい」を突破するための方法を紹介していく前に、あらためて根本的な部分に触れていきます。
そもそもわれわれは、なぜ「気まずい」と感じるのでしょうか。
①〜⑤の「気まずい」と思った場面を参考に考えていくと、「相手の反応が読めない」「この場で何が正解かわからない」「相手と噛み合わない」などの理由が見えてきます。
そして重要なのは、どこか前提として「相手に対して何かを提供する必要がある」と考えていることが隠れています。その前提がある中で、相手と気持ちを共有できないと「気まずい」と認識しやすいことがうかがえます。
この「気まずい」を突破するための方法をお伝えする前に、まずはこの隠れた前提でもある「相手に対して何かを提供する必要がある」という認識を改める必要があります。
私も、これまで「気まずい」場面に山のように出合ってきました。そして、これからも望んでいないにもかかわらず、「気まずい」場面に出合っていくこと間違いなしです。
ただ、この前提を認識し、以前よりも気持ちがラクになりました。
なぜかというと、気まずくても無理に頑張るのをやめたからです。
コミュニケーションの重要な理論の1つに「返報性の法則」というものがあります。この理論を端的に説明すると「感情は伝播する」という理論です。
つまり、こちらが気まずさを感じ、無理に話しかけることで、相手に感情が伝播し、不用意に互いの気まずさが増す可能性があるのです。
相手が無言であれば、「無言でやり過ごす」という選択肢も持っているということを理解しましょう。
そうすることで、「気まずさを解消せねばならない」という思考から解放され、今からご紹介する方法を楽しんで試していくことができると思います。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら