「アイドル育成コース」佐久長聖高校、驚きの挑戦 全員黒髪・6人組の「7限目のフルール」驚く素顔

拡大
縮小

対照的に竹内さんは、入学の動機は実にふわっとしていた。

「もともとはっきりとアイドルになりたいと思ったことはなくて……。でも、アイドルになれば、たくさんの人を笑顔にできるかなと思ったのがきっかけです。とくにやりたいことがなくて、それを見つけるために入学しました

アイドルになりたいことを伝えたとき、両親は驚いていたという竹内花春さん(写真:松原大輔)

「アイドルになりたい!」「アイドルとして成功したい!」そんな確固たる意志があるわけではない。

しかし、ここに入れば何かきっかけをつかめるかもしれない。そんな想いで入学した。

アイドル活動が「学業の延長線上」にある

通常、事務所のオーディションではそのアイドル候補生が将来的にどれだけ売れるか、ビジネス的に価値を見いだせるかを優先に考えられる。

しかし、彼女たちの活動はあくまでも高校のコースの一環。つまり学業の延長線上にあると考えている。

ともすると、プロ養成コースと間違われやすいが、アイドルエリートを生み出すためのコースではなく、あくまでもアイドル活動を通してさまざまな可能性を探るというのが同校のシステムなのだ。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT