完璧主義の人が陥る「超危険なサイン」重大な5つ 自分がやらなくていい仕事のはずなのに…

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ではここからは本題、「自分が完璧主義者だったらどうするか」についてお話ししたいと思います。結論から言うと、完璧主義者であることをいきなり全部変える必要はありません。最終的に完璧主義者を手放す必要もありません。

完璧主義に限らず何でもそうですが、性質や性格といった本来の自分に備わっているものを、いきなり変えようとするのは至難の業です。変えられないわけではないのですが、かなりの時間と労力を必要とします。

なので私は、この方法を提案します。一つのステップは自分の性格、性質を認識すること。そしてその次のステップは行動や考え方を変えてみること。この二つの組み合わせで、結果として自分の性格や性質をより望ましい方に「リフォーム」することが可能なのです。

考え方や行動を変えてみる

一つ目のステップは既に先ほどのチェックリストで完了しました。では二つ目のステップ「考え方や行動を変えてみる」について提案していきたいと思います。

まず完璧主義者の方の場合は、「自分の領域を狭めてみる」という方法が一番いいのではないかと思います。先程述べた完璧主義者の特徴について思い出してみてください。

完璧主義の人は、どんどん自分の仕事や責任を増やしてしまっていたのではないでしょうか? 誰もやりそうになければ自分でやってしまう。他人から頼まれた仕事を期待以上に仕上げてしまう。どれも「自分の領域を広げている」行為なのです。

掃除にたとえてみるとよりわかりやすいかもしれません。完璧主義の人が掃除に取り掛かると、あれもこれも気になりだして、結局大掃除になってしまう。家具を動かしてその裏の掃除をしたり、フローリングの隙間のゴミも掻きだして掃除をしてしまう。結果クタクタになってしまう。

これを避けるために「大雑把な人間になりましょう」なんて言われても、そんなことはいきなりできません。そこで「自分の領域を狭める」という技が生きてくるのです。

たとえば、「今日は掃除する」ではなく「今日はトイレ掃除をする」などというように決めてみるのはいかがでしょう? トイレ掃除ならどれだけ完璧にやってもたかが知れていますから、やることがどんどん増えてクタクタになる、なんて事態は避けられるでしょう。

こんな感じで一度にやる領域を狭めて、その中で完璧にやればいいわけです。

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