「先延ばし」をどうしてもやめられない人の頭の中 怠惰や無能ではない…内なる完璧主義が原因に

「不適応的な完璧主義」対「適応的な完璧主義」
「不適応的な完璧主義」と「適応的な完璧主義」を区別することは有益です。なぜなら多くの人は、「自分の完璧主義は生涯を通じて、仕事を確保したり、パートナーを見つけたり、あるいは単に他の人に必要とされていると感じるために役立ってきた」と考えているからです。それらは適応的な完璧主義で、確かに人生において役に立ち、「適応」という目的を果たしています。
しかし、不適応的な完璧主義では、間違ったりしくじったりすることへの恐れが精神を緊張させ、しばしば先送りをもたらします。それは私が診療室で最もよく目にする問題の1つです。
このように完璧主義には2つのパターンがあるため、それを崩すのは難しく、人々は完璧主義にしがみつこうとします。完璧主義が自分の助けになったときを思い出す一方、完璧な結果を出すための苦しさを過小評価するのです。完璧主義とは基本的にミスは許されないという信念なので、完璧主義者はミスを避けるために多大な努力を払い、それが相当な負担になります。
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