AKB48スタイリスト・茅野しのぶさんの挑戦と挫折 痛恨のミスと秋元康氏の言葉で考えを改めた
茅野さん:ファンの方はもっと新しいAKB48を求めていたのに、私たちプロデュース側は「いつも通り」を求めていた。
この時に初めて、「立場によって求めるものが明確に違うんだ」って気付いたんです。それはアイドル本人もしかりだったかもしれません。
三者の要望はそれぞれ異なるから、それらがほんの少しでも交わったところをくみ取って、感動できたり、共感できたりする部分を衣装で魅せる。それがプロとしての、私の仕事だと考えています。
この時に初めて、「立場によって求めるものが明確に違うんだ」って気付いたんです。それはアイドル本人もしかりだったかもしれません。
三者の要望はそれぞれ異なるから、それらがほんの少しでも交わったところをくみ取って、感動できたり、共感できたりする部分を衣装で魅せる。それがプロとしての、私の仕事だと考えています。
ドラマチックなことが大好き
絶対的な「正解」がない衣装デザインの世界。さらに「アイドル衣装」は、前例も少ないニッチな業界でもある。
そんな中、プロとして“突き抜け続ける”ことができるのは一体なぜなのだろう。
彼女の原動力を聞くと「私、ドラマチックなことが大好きなんですよね」と照れくさそうに笑顔を見せる。
取材・文/於ありさ 撮影/洞澤 佐智子(CROSSOVER) 編集/柴田捺美(編集部)
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