30代後半で同僚と恋仲に!晩婚のリアル

大人の経済力を背景に「即断即決」

直美さんは35歳になってから「ずっと独りは寂しい」と感じるようになった。両親はすでに他界しており、実家は兄の家族が継いでいる。独り暮らしのマンションには週末ごとに会社やスポーツの仲間たちが集まってくれるが、飲み飽きるとそれぞれの家に帰っていく。

「地震があったときなどは友達が『孤独死してない?』と電話をかけて来てくれます。でも、当たり前ですけれど優先順位の1番は私ではありません。家族や恋人の後、ですよね。お互いをいちばん心配し合える相手が欲しいなと思っていました」

久々に再開した同僚が、結婚相手に急浮上!

親しい女友だちには「今度、告白されたら必ず付き合う。条件なんて言っていられない。付き合ったら子どもを産む!」と宣言していた。しかし、「チヤホヤされる」時期はとっくに過ぎている。新たな出会いもない。遊び仲間の中には独身男性もいるけれど、家族のような存在になってしまっている。

そんな直美さんが職場で昭男さんと再会したのは2年前のことである。それまでの10年以上は勤務先の営業所が別々であったため、「数年に1度ぐらい顔を合わせる社内の知り合い」程度の関係だった。

「離婚したことは、会社のイベントで久しぶりに会ったときに知りました。『娘さんは元気?』と聞いたら、『オレ、離婚したんだ。娘とも、全然、会えないんだよね』と言われて、驚いたことを覚えています」

昭男さんは結婚自体には懲りなかったらしい。むしろ、新たなパートナーと幸せな家庭を築き直すことを望んでいた。その候補となったのが、2年前に再び「同僚」になった直美さんだった。

「うちのマンションの近くに寂れた飲み屋街があるのですが、なぜか『いい飲み屋があるらしいね。久しぶりに飲みに行かないか』と誘われたのです。ダンナはあまり飲めないはずなのですけど、その日はよく飲んで、よくしゃべっていましたね。私に恋人がいないことを何度も確認してきて、離婚した理由も一生懸命に話してくれました。

子どもの教育方針が奥さんとは会わなかったのが原因みたいです。ダンナは古風で厳しいので、子どもたちがおびえていると奥さんから言われた、と。DVはしていないと強調していました。口説かれているとは思わなかったので、私は面白半分に聞いていただけです」

次ページ濃密な人間関係に溶け込める彼に…
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