利用客はワールドワイド、男性と老夫婦が中心
「SATSUKI」の店内は広々として、200席ほどがゆったりと配置されています。ツヤツヤの飴色の木目と大理石を基調としたインテリアに、オレンジ色の優しいライトで、落ち着いた大人の店という印象を持ちました。
利用者は経費で宿泊しているであろうビジネスマンか、老夫婦がほとんど。ポツポツと女性の団体客がいるものの、女性の1人客はほとんどいません。またインバウンドと思しき、外国人の利用者も多めで、私の右隣は英語を話す中年男性、左隣はフランス語で会話するシニア夫婦でした。
この日一番衝撃的だったのは、パンと目玉焼きとベーコンにサラダという、普通の朝食を食べている人が結構いたことです。「原価の高いものを食べなきゃ」とか「看板商品を全部食べるぞ」とか、煩悩と雑念にまみれて食べまくる筆者とは対照的に、「特別なメニューがたくさんあっても、あえて普通の朝食を選ぶ」、これぞ究極の贅沢なのかもしれないと感じた朝なのでした。
編集部注その2:今回は連載50回記念の、特別編です。
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