松浦弥太郎が「必要以上の経済活動をしない」理由 「ドクター・ユアセルフ」できる自分になる

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(写真:shu/PIXTA)
厳しい競争社会で誰もが勝者になれるわけでもない時代をどう生きればいいのか――。松浦弥太郎さんが提案するのが「エッセイストという生き方」です。エッセイを通して日々の暮らしや自分自身との向き合い方を考える書籍『エッセイストのように生きる』より、一部抜粋・再構成してお届けします。

「ドクター・ユアセルフ」

エッセイについてあらためて考えているタイミングで、ひょんなことからある言葉に出会いました。それが、「ドクター・ユアセルフ(Doctor Yourself)」。

同名の洋書で知った言葉ですが、出会った瞬間、心にあかりが灯ったような気持ちになりました。僕がこれまで考えてきたこと、してきたことに、すてきな言葉を与えてもらったなあと感じたのです。

「ドクター・ユアセルフ」─あなた自身の医者であれ。

この言葉を僕なりに解釈すると、自分を客観視して、コントロールすることで、ほんとうの意味で健康的に生きていこうということです。

身体で言えば、医者や薬、手術といった医療に頼りきるのではなく、日々の生活や食事、睡眠、運動といった自分の活動によって健康を維持する。

心で言えば、だれかがしあわせにしてくれると期待するのではなく、本を読んだり、おしゃべりしたり、はたらいたり、ほんとうに大切なものと暮らしたりと、日々の中に自分なりのしあわせを見つけることで健康を維持する。

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