松浦弥太郎が「必要以上の経済活動をしない」理由 「ドクター・ユアセルフ」できる自分になる
つまり「ドクター・ユアセルフ」とは、自分の人生に責任を持ってよりよく生きていこうとする言葉なのです。
エッセイストとしての生き方は、こうした生き方にとても近いと感じます。この言葉について知れば知るほど、これまで無意識に「ドクター・ユアセルフ」してきたんだなあとしみじみ思いました。
自分を見つめつづけてきたから、どんなときに身体や心の調子がよく、どんなときにバランスを崩してしまうのかを把握できるようになった。
気づきを、日々の行動に落とし込むことができた。
その積み重ねで、自分にとってなにが大切で、なにがしあわせで、なにが豊かさなのかを理解できるようになった。
自分自身を深く知り、ケアという名の「ドクター・ユアセルフ」してきたことで、身体と心の健康を守れるようになったのです。
エッセイストとして日々書くこと
エッセイストとして日々考え、書くことは、マラソンに近いと感じます。
走りはじめたころは、とても寒い日や暑い日なんかは「ああ、いやだなあ」「大変だなあ」と思うこともありました。
けれど、自分を鼓舞して走ってみると、すっきりします。つづければコンディションもよくなります。もちろん体力や筋肉もついてきます。次第に、走らないと気持ち悪くなってくる。身体が思いどおりに動くことは、すべての活動のベースにもなっています。
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