そんな東上線の端っこ区間のハイライト、荒川橋梁を渡れば、寄居町の中心市街地に入る。いよいよ終点……と言いたいところだが、寄居駅の手前に玉淀という駅がある。
1940年代に一旦廃止され、のちに復活したという波乱万丈の歴史を持つ小駅だ。ホームは1面1線、ホームから短い階段を降りれば改札口があって、抜ければすぐに駅の前に出る。
寄居駅へは歩いて行ける
ちなみに、終点の寄居駅は東武鉄道ではなく秩父鉄道が管理している。そのため、この小さな玉淀駅が、東武鉄道が管理する東上線の端っこの駅、ということになる。
「玉淀駅は、実は歩いても寄居駅まですぐ、10分くらいですね。寄居の町には、市川ホルモンというホルモン屋さんがあります。お店の中で焼いて食べることもできますし、ホルモンだけを持ち帰ることもできるんです。近くを歩いていると、おいしそうな煙の匂いに誘われてつい……と、好きな方が多いようです(笑)」(佐藤さん)
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